国家資格

二級ボイラー技士免許とは一体何?二級ボイラー技士が扱うことが出来るボイラー、免許があったらできることを紹介します。

初めに

ボイラーは水を沸騰させて蒸気を製造する機械で

その蒸気は工場や食堂・ビルで使われます。

ボイラーは水を沸騰させて蒸気を作り、沸騰させる際に高温・高圧となり危険が伴います。

ですのでボイラー技士の免許を持っている者が

ボイラーの操作・点検の業務をして安全を確保しています。

二級ボイラー技士とは

ボイラーは工場やビルなどでは欠かせない設備です。

労働安全衛生法により一定規模以上のボイラーを設置し取り扱う事業場において

ボイラー取扱作業主任者を選任する必要があります。

ボイラー取扱作業主任者には担当できる設備の大きさが決まっており

ボイラーの規模(伝熱面積)で3つの級に分かれていて

・特級ボイラー技士(受験資格に一級ボイラー技士が必要)

・一級ボイラー技士(受験資格に二級ボイラー技士が必要)

・二級ボイラー技士

があります。

この中でも二級ボイラー技士は取り扱うボイラーが一番の小規模です。

どのような規模のボイラーの作業主任者になることが出来るのか

解説していきます。

二級ボイラー技士が作業主任者になれるボイラーとは

上記の特級、一級、二級ボイラーは何を基準に分けているかというと

ボイラーの伝熱面積です。

伝熱面積とは簡単に言うと水が熱に触れている面積で

水が熱に触れることで沸騰し蒸気が製造されます。

この伝熱面積が広いほど危険な為、

取扱作業主任者を選任できるボイラーを区分けしています。

二級ボイラー技士が作業主任者を出来る伝熱面積の基準は

25m3未満です(試験にも出るので必ず覚えましょう)

ボイラーにも色々な種類があり

一概に伝熱面積が25m3未満のボイラーを取り扱えるわけではありません。

次に例外を紹介します。

貫流ボイラーのみ(250m2未満 1/10をかけた数字が貫流ボイラーの伝熱面積)

小規模ボイラーのみを取り扱う場合

蒸気ボイラー(3m2以下)

温水ボイラー(14m2以下)

蒸気ボイラー(胴の内径750mm以下、胴の長さ1300mm以下)

以上のボイラーは二級ボイラー技士が取扱作業主任者に選任出来ます。

すべて試験に頻出しますのでしっかりと覚えてください。

二級ボイラー技士の仕事内容

二級ボイラー技士では前述したとおり25m2以下のボイラーを取り扱うことが出来ます。

取り扱うというのはボイラーの点検や整備、修繕や管理などがあります。

日々の点検で異常に気付くことはもちろんですが

ボイラーは高温・高圧の蒸気を製造していますので取り扱うのは危険が伴いますが、基礎を理解して整備や軽微な修繕ができると重宝される人材になります。

仮にボイラーをストップさせてしまうと仕事にならないところが出てきます。

そのようなところに迷惑が掛からないよう日々の点検や運転管理が非常に重要になってきます。

二級ボイラー技士は該当ボイラーにおいて取扱作業主任者になることが出来ます。

近年では二級ボイラー技士を必要としない、

簡易ボイラーや小型ボイラーが増えてきましたが

まだまだ二級ボイラー技士の需要はあります。

仮に二級ボイラー技士の資格が必要のないボイラーを扱っていたとしても資格を取ることで知識は増えて職場の人から信頼されますし、自分の自信にもなります。

まとめ

二級ボイラー技士はボイラー技士の中で一番小規模のボイラーの取り扱いができる。

取り扱いのできるボイラーは

伝熱面積が25m2以下のボイラー

貫流ボイラー(250m2未満 1/10をかけた数字が貫流ボイラーの伝熱面積)

小規模ボイラーのみを取り扱う場合

蒸気ボイラー(3m2以下)

温水ボイラー(14m2以下)

蒸気ボイラー(胴の内径750mm以下、胴の長さ1300mm以下)

二級ボイラー技士ができることは

上記の取り扱えるボイラーの点検や整備などがあり、

高温・高圧のボイラーの取り扱いはミスが許されない為

確かな知識と技能が必要になる。

工場やビルなどではまだまだボイラーが必須の為

ビルメン4点セット(二級ボイラー、二種電気工事士、3種冷凍機、危険物乙種第4類)に入っている

ボイラー技士は需要が高く、転職にも有効だと言えます。

ぜひ、資格取得にチャレンジしてください!

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