電気工事士の試験を受けるにあたり
複線図への複線化は避けて通れません。
この記事では複線図とは何か、複線化へのコツを紹介していきます。
目次~mokuji~
電気工事士試験の複線図とは
技能試験にて試験問題は単線図で出題されます。
単線図を複線化した複線図がこうなります↓↓↓
![](https://www.bussa-shikakuchallenge.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_E05161-1.jpg)
何度も言いますが、
単線図から複線図へ変換させることを複線化と言います。
複線化はとても重要で、
単線図のまま配線するのはとても困難であり、ミスも起こりかねません。
複線図で配線作業をすることで、複線図が間違ってさえいなければ
図の通り配線作業をするだけなので
技能試験を合格率がぐっと上がります。
技能試験を受けるならば複線図への複線化は
完ぺきにマスターしましょう!
複線図への複線化のコツ
私が複線化するにあたり一番覚えてほしいことは、
・負荷は白、スイッチ、他の負荷は黒
・カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
まずはこの2点です。
順を追って説明していきます。
負荷は白、スイッチと他の負荷は黒
まず負荷とは、技能試験で出る
引掛けシーリングやランプレセプタクルのことです。
スイッチはそのままスイッチで、
他の負荷は引掛けシーリングやランプレセプタクル以外ということです。
ここまで覚えたら早速例題を使って複線化していきましょう!
№1から№12までの候補問題はこちらから
第二種電気工事士技能試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター (shiken.or.jp)
令和2年上期技能試験公表問題№1
1、負荷は白![](data:image/svg+xml,%3Csvg xmlns='http://www.w3.org/2000/svg' viewBox='0 0 349 276'%3E%3C/svg%3E)
ここで言う負荷は真ん中上の引掛けシーリング、右上のランプレセプタクル
右下の施工省略部分にある蛍光灯です。
この負荷に白線を配線します。
![](https://www.bussa-shikakuchallenge.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_E05191-707x1024.jpg)
ここまでが1、負荷は白です。
2、スイッチ、他の負荷は黒
この候補問題には他の負荷はありませんので
スイッチのみ黒を配線します。
![](https://www.bussa-shikakuchallenge.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_E05201-737x1024.jpg)
ここまで出来たら
負荷は白、スイッチと他の負荷は黒は完ぺきです。
カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
これはスイッチによくある記号ですが、
「イ」のスイッチから「イ」の引掛けシーリングへ
「ロ」のスイッチから「ロ」のランプレセプタクルへ
「ハ」のスイッチから「ハ」の蛍光灯へ配線します。
配線色はこの問題の場合は問わないので
「イ」の配線は
![](https://www.bussa-shikakuchallenge.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_E05211.jpg)
このようになります。
次に「ロ」の配線は
![](https://www.bussa-shikakuchallenge.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_E05221-1.jpg)
こうなります
最後に「ハ」の配線は
これで複線図は完成です。
完成しましたがこの候補問題はひねりがなく
簡単な問題を例題として挙げました。
他にもいろいろな候補問題があり難易度も上がってますが
基本的なことは上記の
・負荷は白、スイッチと他の負荷は黒
・カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
ですのでしっかりと覚えてください。
追々、ほかの候補問題の解説もしていきます。
僕が活用した一番分かりやすいテキストはこちら↓
・第二種電気工事士
第一種電気工事士
まとめ
複線化とは
単線図から複線図へ変換させること
複線化のコツ
・負荷は白、スイッチ、他の負荷は黒
・カタカナ(イロハ記号)の意味を知る
↑この二つを知らないと技能試験の合格は難しいです